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変幻本舗

気がつけば・・・ あなたの身体も変化する

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ピアス×2 第三十九話



ピアス×2


第三十九話




二人はようやくシノブの家まで帰ってきた。


先に優子がインターホンを押して母親を呼び出す。


「あら?優子ちゃん?シノブならまだ帰ってないわよ?」


応対に出てきた母親は玄関で優子にそう言ってきた。


「はい、さっき連絡貰ってもうすぐ帰るから


先に家で待ってくれと言われましたもので」


優子は笑顔で母親にそうかえす。


「そう?じゃあ上がって待っててあげてね」


「はい、お邪魔します」


優子はそう言われるまま家の中に入っていった。


そしてしばらくしてからシノブは


静かに玄関のドアを開けて、家の中に入り込む。


廊下の反対側のキッチンで母親と優子の話し声が聞こえている。


なるべく気が付かれない様にゆっくり階段を上がるシノブ。


だが静かに歩いてもその足音が


ミシッ!ミシッ!っと、階段を鳴らした。


「あら?シノブ?帰ってるの?」


母親はそれに気がついてキッチンから廊下へ声をかけて立ち上がり


その方向を覗き込もうとする。


しかしその時優子が突然母親の手を取ってこう言ったのだった。


「ああ・・・・私が見てきますから・・・・」


それからすぐに廊下へ出て階段の方へ目を向けると


そこにはまだ女の姿のシノブが階段を上っている最中だった。


「ああ~~おかえり~~」


少し大きな声で優子はシノブに声をかける。


そしてキッチンにいる母親にも


「シノブ君帰ってきましたよ。


部屋に先に行って着替えてくるから待っててほしいって」


と、そう伝えたのだった。


「サンキュ!」


シノブは優子にだけ聞こえる小さな声で


顔の前に手を合わせてそう言いながら


足早に階段を駆け上がって部屋に入っていった。



・・・・・・・・・・・・・・・・



しばらくするとシノブは二階から降りてきて


二人のいるキッチンに顔を出した。


「待たせてごめん・・・もう部屋に来ていいよ」


そう優子に声をかけるが、母親には


「ご飯はもう食べたからいらない!」


無愛想にそんな一言だけ言い放った。


「もう!あの子ったら!待たせるだけ待たせてあんな言い方・・・・」


母親はシノブのそんな態度に苛立ちを見せるが、


「今くらいの年頃の男の子って母親にはあんなものですよ。


照れくさいのもありますし仕方ありませんよぉ」


優子はそんな母親に笑顔でフォローした。


「そう?ゴメンネ~優子ちゃん。家の人が心配するだろうし


あなたもあまり遅くならないようにね」


「はぁ~い、ありがとうございます。


それじゃあちょっとだけシノブ君の部屋に


お邪魔させていただきます」


優子は母親に頭を下げて二階に上がっていった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


シノブの部屋に入ると彼は


優子が来るのを中で立って待っていた。


そして彼女の姿を見ると両手を顔の前で合わせて


申し訳なさそうに顔をしかめて


「ごめん!ほんと助かった!」


そう言った。


「いいからいいからぁ、これは貸しにしとくわ。


それより明日は?どうするの?」


彼女はシノブの肩にポンッと手を当てて聞いてきた。


「明日かぁ・・・・ セラフィムに六時って言ってたよなぁ・・・・」


高校生のシノブにすれば、夜遅くなるのは


家族にその言い訳が必要だった。


「浩一の家に泊めてもらうことにすれば?」


優子は先ほどまでのシノブと浩一の出来事など


知らないわけだから、


無邪気な顔でシノブにアドバイスする。


「う・・・・やっぱりそうなるかぁ・・・・」


「ん?どうしたの?」


「ううん・・・なんでもない・・・・・それよりさぁ、


もうひとつお願いがあるんだよ」


シノブは優子に真剣な顔で言い始めた。


「え?なに?」


「セラフィムへ行く洋服なんだけど・・・・今日着てたもの以外で


大人っぽいものってほかにもある?」


「ああ~~そういうことかぁ・・・・それならまだまだ持っているから


また明日貸してあげるよ。」


今日と同じ服で行くわけには行かない。


そう考えたシノブからの頼みだった。


「明日学校の帰りにうちへ来て


カエデさんに変わってから行けばいいじゃん」


「ほんっとありがとう!たすかる!」


「でも私の持っている服でいいの?


セラフィムで働けるようなものじゃあないわよ?」


「う・・・・・うん・・・・・それは仕方ないよ・・・・


でもきっとカエデにも考えがあるんだろう?」


「ふぅ~~~ん・・・・じゃあいいよ。明日また学校でね」


優子は手を小さく振って部屋のドアを開けて外へ出て行った。


「おじゃましました~~~」


下に降りて母親に大きく声をかけて


そのまま外へ出て帰って行く優子。


シノブは彼女が部屋から出たあとすぐに


ベットに座り込んでしまった。


彼女を玄関まで見送る事も出来ずに・・・・


「ふぅ~~~・・・・・・・つかれたぁ・・・・・・・」


今日一日に起きた様々な事で、シノブはクタクタになり


そのまま起き上がることも出来ずに眠ってしまったのだった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


次の日


シノブはすでに女装しカエデに入替わって銀座にいた。


時刻は夕方の5時30分。


母親には前日に優子と話していたように、


浩一の家に泊まると告げてある。


昼間に学校でその事を浩一に話し、そのまま優子の家に向かった。


シノブは彼女の家に着くとすぐにカエデと入替わり、


メイクを済ませて着替えた。


「いつもありがとう優子ちゃん。じゃあちょっと行ってくるね」


「うん・・・・無理しないでくださいね・・・・」


優子はそれだけしか言葉に出来ずシノブを見送った。


そして今・・・・


「さぁ~~~!気合を入れていきましょうかぁ!」


パンパン!


銀座のセラフィム前で、カエデは


両方の頬を軽く叩きそう独り言を言いながらビルに入っていった。




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気分がのらないときって


なにやってもうまく出来ないものですね。


小説も駄目


絵も駄目


でも駄目ならダメなりに


踏ん張れば乗り越えられる ビックリマーク




最近特に自分に言い聞かせてる音譜




それと最近ね・・・・



呑んで酔っ払うと涙もろくなりますあせる


(〃∇〃)




レンと一緒に呑むと


泣いちゃいますよ~~~ あせる



(*゚ー゚)ゞ



え? 何に泣くのかって?



それは意味不明だぁ~~~ 音譜




あはは~~


泣き上戸って~~ワケでもないんですけれどね・・・・



(///∇//)



なんでもないことに感動してウルウル来るんですよ~















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  1. 2012/04/11(水) 18:31:50|
  2. ピアス×2
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

1. なんだか

ワクワクする展開が待っていそうですね。
変な邪魔が入りそうだし。
  1. 2012/04/11(水) 19:17:24 |
  2. URL |
  3. 葉月(はっちぃ)シスターズ #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

2. Re:なんだか

>葉月(はっちぃ)シスターズさん
いつも感想ありがとうございます。
ワクワクする展開になればいいのですが・・・・
(〃∇〃)
物語はいよいよ大詰めに入ります。
ただ・・・
ここから先は夜の世界なので・・・・
わからないことおおすぎますよ~・・・
  1. 2012/04/12(木) 08:56:26 |
  2. URL |
  3. レン #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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