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ピアス×2 第三十八話


ピアス×2


第三十八話







それから駅に入り電車に乗り込んだシノブは


自宅のある駅まで戻ってきた。


改札を出るとそこには笑顔で優子が待っていたのだった。


「ごめんごめん!こんな夕方に呼び出してしまって・・・」


シノブはすぐに優子に謝って今日の事を話し出した。


朝からカエデがこの姿で銀座まで出かけたこと。


偽造屋に偽の学生証を作らせた事。


そのまま面接に行った事。


そのあと・・・・・・・・・・


その先だけは本当の事を言えずに、


町をぶらついているうちに気が付けばこんな時間に


なってしまったと誤魔化したのだった。


「ふ~~~ん・・・・・そっかぁ~・・・・それは大変だったね」


優子は優しく忍を気遣ってくれた。


「うん・・・・早番の仕事で出たお母さんは


もう家に帰っていると思うんだ・・・・


だからこの姿で帰るのはちょっとヤバイから、


優子ちゃんに手伝ってもらおうと思って・・・」


「うん、いいよぉ。私が先に入って


お母さんを足止めすればいいんでしょ?」


賢い優子はすぐに察してそうきりかえしてきた。


「ほんとごめん!たすかるよ」


駅から家までの道を二人は歩きながら


そんな会話をしていた。


「それにしてもばかね~~!


ウインドショッピングで夢中になって


帰らないといけない時間に気が付かないなんて」


「え?・・・・・」


「だってカエデさんの時なら久々のそれも楽しいでしょうに・・・・


でもシノブに戻ってるのにあんたもそんなのに興味あったんだぁ」


優子はシノブの意外な一面を見たように言う。


「あ?ああ・・・・ うん・・・・


僕もちょっとお洒落に目覚めちゃって・・・」


シノブはそう言い返して誤魔化そうとした。


「あ~~~?しのぶぅ~~~?」


「え???」


「あんたひょっとしてカエデさんと混ざってるうちに、


あんたも女装に興味持ってきちゃったんじゃあないのぉ?」


「う!うぐっ・・・・」


シノブは痛い所をつかれる・・・・


「でもそんなにかわいかったら


そんな気持ちになっても仕方ないかぁ~」


優子はシノブの顔を横から覗き込んでそう言った。


「え?」


シノブはその言葉で動揺する自分を感じていた。


ドキドキと胸が高鳴る・・・・


自分から見ても凄くかわいい優子から、


そんな言葉をかけられるなんて・・・・


「こうして二人で歩いていても、


すれ違う男はきっとあんたの方に眼が行くよ」


先ほど感じていた男性の視線の話を優子の口から聞くと


余計に胸の高鳴りは大きくなっていった。


「あれ?しのぶ?どうしてそんなに顔が赤くなってるの?」


優子はそんなシノブの変化に気が付いて聞いてきた。


「ううん!なんでもない!」


シノブは顔を横に大きく振ってそう言い返すので精一杯だった。




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  1. 2012/04/02(月) 18:08:48|
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